高卒でも高給取りになれる!高卒就職者が勝ち組になるための方法とは?

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高校卒業後の進路を考えているあなた。

このまま卒業とともに就職を考えているけれども、高卒で就職した人は、大卒よりも給与や昇格の面で劣ると聞いて不安を感じている。

だから大学に進学したほうがいいのかもしれない、と考えるけれども、学費がかかることが気にかかる、もしくはこの先4年も勉強を続けることに抵抗を感じる。

高校卒業とともに就職をするか、それとも進学をしたほうがいいのか。

今回はそのような悩みをお抱えのあなたが、高卒でも勝ち組になるための方法を一緒に考えてみたいとおもいます。

どうして高卒は大卒に劣ると言われがちなのか?

「高卒は大卒よりも劣る」もっともな言葉に聞こえますよね。

では「そのエビデンスは?」と尋ねられた時、あなたは答えられるでしょうか?

なんとなく、そう思い込んでいるけれども、でもいざそう聞かれてみると「確かに…」と考え込んでしまう。

つまり「高卒は大卒に劣る」という考えは、なんとなく出来上がった先入観でしかなく、必ずしも根拠がある言葉とは言えないのです。

ですからまずは、この認識を改めるところから始めましょう。

”学歴主義”という考え

「高卒が大卒に劣る」という先入観が持たれてしまいがちな理由として、「学歴主義」といった考えの存在が挙げられます。

今から一昔前は、大学に進学できるのは本当に能力の高い人に限られていました。

つまり大学を卒業した、というだけでその人が優れた人物であることを表していたのです。

しかしながら、今は大学全入学時代となり、学校のランクさえ選ばなければ、どんな人でも大学に入学できる時代になりました。

そのように時代が移り変わったにもかかわらず、未だに企業の新卒採用時に学歴が重視されている場合があるのです。

企業の採用担当者は、多くの新卒を面接しなくてはなりません。

限られた時間の中でできるだけ最初から能力の高い人に行き着く可能性が高いほうが効率的である。

だからこそ、未だに採用の現場で学歴主義という考えが存在しているのです。

本当に高卒は大卒に劣るのか?

採用の現場では未だに学歴主義が通用している、ということを前述しました。

だからといって、しかしながらそれはあくまで「企業側が採用を効率化するための口実」でしかないのです。

先にも挙げましたが、今は大学全入学時代となりました。

本当に厳しい勉強を乗り越えた人だけが卒業できる大学が存在する一方、残念ながらそこまで勉強をしていなくとも卒業できてしまう学校が存在することも事実です。

つまり、大学に入学した人が必ずしも能力的に優れている人、優秀な人とは限らないのです。

また、今の採用の現場では学歴を重視するよりも選考希望者の思考や人となりを重視する企業も増えてきています。

未だに学歴を重視している企業も存在しているのは事実です。

しかしながら、このように人材の内面を重要視する企業を前にした時、

何も考えずにとりあえず学校を卒業した大卒よりも、しっかりと自分の将来ややりたいことについて考えて行動を起こしてきた高卒のほうがずっと優秀だと言えるのです。

つまり重要なことは、大卒だから、高卒だから、といった学歴に囚われてしまうことではなく、

あなた自身が将来どんな人になりたいか、何をしたいのか、それをしっかり自分の中に持つことができているかどうかであると言えるのです。

高卒でも大卒以上の高給取りの勝ち組になる方法

表彰台

これまで、どうして高卒は大卒より劣ると世間的に言われがちなのか、そしてその両者に能力的な大きな違いはないのだということを見てきました。

ここから先は実際に、高卒で就職する人が、どのような職業についたら大卒以上の高給取りになることができるのか、

つまり「勝ち組」になる具体的な方法を記していきたいと思います。

大企業の正社員として就職する

一般的に大卒の方が生涯で稼ぐ給与の額が高いと言われていますが、それを覆す方法として挙げられるのが「大企業の正社員」として就職してしまう方法です。

大卒で中小企業に入った人よりも、高卒で大企業に就職した人のほうが、生涯賃金が高いと言われていて、まさに勝ち組になる方法であると言えるでしょう。

「指定校求人枠」を利用して大企業への就職を目指そう

大卒と高卒と、どちらのほうが大企業に就職しやすいでしょうか?

そう聞かれて、「もちろん学歴のある大卒の方でしょう?」とあなたは思われるかもしれません。

けれども、実は大卒だからと言って、大企業に就職しやすいとは限らないのです。

むしろ、高卒の人たちのほうが就職しやすい条件が存在しています。

それは「指定校求人枠」を利用する方法です。

「指定校求人枠」とは、企業側が「この学校の生徒を採用したいです」といった希望を学校側に直接伝えてくるものです。

それに対して学校の方は、この生徒なら企業の求める人材としてふさわしいだろう、という人物を推薦するわけです。

この指定校求人枠に食い込むことさえできれば、大卒の人でも憧れの大企業に、高卒のあなたが正社員として入社することも、決して夢ではないのです。

大卒の人たちの場合、このような指定校求人枠に似たものが存在していないのです。

それどころかどの大学に在籍しているかによって、大企業の選考に進むよりも以前の時点でふるいにかけられてしまう、学歴フィルターが存在しています。

つまり条件次第では学歴がより高い大卒よりも、高卒のあなたのほうが大企業への就職を果たしやすいのです。

指定校求人枠を獲得するためにするべきこと

それでは実際にどうしたら大企業からの指定校求人枠を獲得できるのでしょうか?

それは、高校生活の間で勉学に励む、その一言に付きます。

指定校求人がなぜ存在するのかを、企業側のメリットから考えた時、推薦された生徒に対して、

学校側が「この生徒ならば成績も素行もよく、優秀な人物ですよ」という保証を得られることが挙げられます。

まり、何も知らずに採用をしようとするよりも、学校を解するからこそ、より成績・人物ともに優れた人物を採用できる確率が上がるのです。

だからこそ、あなたが指定校求人枠を利用したい場合、勉学に励んで良い成績を納める必要があると言えます。

高校在学中に取得した資格を元に就職をする

指定校求人枠を利用する以外にも、専門の資格が必要とされる仕事に就く、ということも高卒で大卒以上の高給取りになる方法の一つであると言えます。

あなたが今通っている高校はどんな種類の高校でしょうか?

工業高校や商業高校など、様々な種類の高校がありますが、これらのいわゆる「実業高校」と呼ばれる学校は、それぞれ在学中に取得することができる資格が存在します。

そのような資格を取得し、手に職をつけることで高給取りを目指す方法もあるのです。

あくまで例に過ぎませんが、あなたが電気工事をするために必要な第一種電気工事士の資格を持っていたとします。

学歴の高い大卒であったとしても、資格を持っていなければ電気工事士の仕事に就くことはできず、つまり、資格を持ったあなたはこの時点で大卒に打ち勝つことができるのです。

更にこのような業界では学歴よりも実力のほうが重視されるため、頑張れば頑張っただけ成果が出る、というメリットもあります。

このように、大卒生があまり取得することも、取得する機会も持たない、実業的な実業的な資格を高校生のうちに取得してしまうことも、

十分高卒で勝ち組になるために通用する方法であると言えます。

ガテン系の職業に就く

ガテン系、つまり土木系の工事の現場での職に就くということも高給取りを目指す手段の一つになります。

なぜなら、ガテン系の職業はそもそもの給料が高く、また、最初は就職という形で会社に入っていても、

実力をつけたあとは、独立して自ら会社を起業して稼いでいくこともできるためです。

屋外での作業がメインのため体力が必要とされますが、体力に非常に自身がある人におすすめの職業であると言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はどうして高卒が大卒に劣ると、一般的に言われてしまいがちなのかにについてまず考えてきました。

その上で、具体的にどのようにしたら、高卒でも大卒に劣らない勝ち組の高給取りに慣れるのかを考えてきました。

いかがそのまとめとなります。

  1. 指定校求人枠を利用して大企業の正社員として就職する
  2. 専門の資格が必要とされる職に就く
  3. ガテン系の職業につく

これまで筆者が挙げてきたことはあくまでも一例に過ぎません。

他にも高卒でも大卒に引けを取らない高給取りとなり、勝ち組になる方法は存在します。

大切なのは、「高卒だから負け組なのだ」と自ら決めつけてしまわないこと。

私達よりもずっと前の古代ローマの時代に生きた、哲学者のセネカは次のような言葉を残しています。

「自らを不遇と推断するほど、その身を不遇にするものはいない」

負け組だと感じてしまうのは、あなたがそう自分自身をつくりあげてしまっているだけ。

あなたの心持ち次第で、勝ち組になることは十分に可能なことなのです。