子持ちママが転職して正社員を目指すためには?絶対に失敗しない転職

将来性のない会社の特徴

転職市場では子持ちの女性求職者は転職においては不利と言われており、転職できるのか不安を抱えている方は多いと思います。仮に転職に成功しても仕事と子育てが両立できるのかわからないですよね。

そんな不安を解消するため子持ちで転職するための秘訣を記事でご紹介していきます。

子持ちなら柔軟なベンチャー企業が働きやすい


最近、よく耳にするベンチャー企業という会社をご存知でしょうか?

ベンチャー企業は新興企業という意味です。革新的なサービスを行う小規模な会社を指します。
一般企業と比較して歴史も知名度もないため、新興企業で就職するのに不安を持つかもしれません。

そんなベンチャー企業は実は育児と仕事を両立するのにぴったりな理由があります。

勤務体制を柔軟に取れる

ベンチャー企業は自由な社風、意思決定が早いの意見が通りやすいのでで産休・育休制度がもらいやすいです。要望があれば直接声が届くほど距離が近いので、柔軟に勤務ができます。まさに子持ちで転職するのにはぴったりの環境です。

子供が保育園や幼稚園から帰る前の午後3時あたりに退社して子供の面倒を見ることができます。育児をするために午前のみ勤務、残りの業務は家で処理するという形で柔軟に仕事が割り振られることがあります。

ただし、ベンチャー企業は少数であることから欠員が出せない職場もあります。事前に産休・育休制度については面接の際に相談しておきましょう。

年功序列ではない、遅れも取り戻せる

日本の企業のほとんどが年功序列です。

20代の間に子育によりブランクが出てき、出世コースに乗れないなんてことがあります。育休によってブランクができても能力さえあれば評価されるのが、能力主義がベンチャー企業のなかでは一般的です。

能力主義のベンチャー企業は子持ちの女性が転職してもスキルがあれば評価されます。

子育てに一段落がついたら仕事をバリバリするキャリアウーマンになりたいと思っている方は、子育てが終わった後を見据えてベンチャー企業で働くのもよいでしょう。実力があれば会社から若くして重要なポストが与えられることがあります。

転職するときのポイント

お子さんがいると転職条件の理想が高くなるので転職活動の長期化は避けられません。

産休・育休制度、勤務形態、残業の有無、勤務地など条件が全て理想に近い形で実現するのは厳しいのが現実です。子持ちで転職は通常の転職よりもハードルが高いので転職活動はしっかり準備して行いましょう。

転職は焦らないようにする

お子さんがいても、転職をすることを決めているのであれば早めの活動が肝です。
転職活動を急いで行うと自分の希望に合わない仕事に付く可能性があるからです。

お子さんがいる状態で転職活動は大変です。転職活動と子育ての両立が非常に難しく転職活動に時間をかけることができません。特に子持ちという状態は転職では不利に働きます。また、正社員の転職求人数もガクッと減ります。

転職活動が長引いてず焦って転職をして失敗することもあります。なぜ焦ってしまうのか、子持ちの方が転職を失敗するのにはいくつか理由があります。

  • 仕事がないことの焦り
  • 年を取ると採用されにくくなる不安
  • 子育てが忙しくて転職活動にリソースを割けない
  • 労働の理想条件が高すぎる
  • 子持ちで雇用する企業は他にないかもという不安

時間にゆとりを持てるように在職中からにでも転職を意識しておきましょう。

転職エージェントを使う

転職エージェントとは業界・職種に詳しいエージェントがあなたの転職活動をサポートします。求職者のニーズを把握して、マッチできる企業があるのかアドバイスをしてくれます。

転職してからミスマッチがないようにエージェントは各企業に訪問して「必要な人材はどのような人か?」「労働環境は子持ちの方でも問題はないのか?」といったヒアリング、社内の雰囲気までも調べています。

求人票には記載されていない情報がエージェントから聞くことができるので、職場環境が子持ちの方にも合っているのか一緒に相談をしながら転職を進めることができます。

理想は高いと転職が難しい

通常の転職と異なり子持ちの転職希望者が提示する労働条件の理想はどうしても高くなってしまいます。

「産休・育休制度」「残業の有無」「就労時間」など他にも多くの条件が提示されると企業は採用を見送ろうとします。お子さんがいると、朝から夜まで週5のフルコミットで働けないので採用が不利になります。

あまりに高い理想を提示するのではなく、転職するときは労働条件を妥協しましょう。

例えば、給料が下がってもいいから産休・育休制度が充実した職場に転職することです。福利厚生、給料、労働時間のどれも希望を下げずに転職先を見つけるのは現実的ではありません。

資格や経験を活かす

以前まで就いていた職業の経歴や資格など次のキャリアに活かせる業界や職種を選ぶのが最も転職に成功する近道といえます。

子持ちで未経験の業界や職種に転職するのは得策とはいえません。特に子持ちで転職をするときは20代中盤から30代前半の方がほとんどです。この年代は新卒とは違い、業務に活かせるスキルが期待されます。

前職で実績を残しているのであれば、給料が高くなることもあるので一貫したキャリアプランを持ちましょう。

例えば、出版社で編集業務に携わっていた方であればライティングスキルをWebメディア運営しているベンチャー企業でライティングスキルを応用することができます。
前職でプログラミングの経験があれば転職のときはアピールポイントになります。特にIT業界は人手不足なので転職先に困ることはありません。

同じ業界と業種であれば子持ちという不利な要素があっても、前職の経験が評価されて正社員として転職することができます。

子持ちの方が転職する前にチェックすること

お子さんがいる状態で転職をする際にはいくつか気をつける点があります。転職する前にチェックしてみましょう。

家族の理解は得られているのか?

夫婦で育児をするのが理想ですが、どうしても女性に押し付けられてしまいます。夫婦で仕事するのであれば、旦那様の育児への理解や親族の協力があるか確認しましょう。

親族の方に子供の面倒を見てもらえるのであれば、夫婦で不在でも子供の面倒を見て貰うことができます。親族に育児の経験者がいるのであれば、育児に関するアドバイスなどを受けることができます。頼れる方がいれば、1人で抱え込まず親族などに頼ることも大切です。

企業側は子持ちの求職者には「育児が忙しくて仕事にコミットできるのか?」と不安視します。親族や両親に協力を得られるのであれば企業には「両親からの子育てを手伝ってもらえるので、仕事に注力することはできる」といった旨を伝えましょう。

産休・育休制度は取得実績はあるか?

産休・育休制度は制度として存在しても実質取得できない企業もあります。育休・産休の取得実績を確認しましょう。取得実績は会社によって異なるので大企業でも制度が整ってない場合、中小企業でも産休・育休が取りやすいこともあります。

女性の在籍数はどれくらいか?

企業に女性がどれだけ在籍しているかは、働きやすさに直結します。

お子さんがいる女性であれば育児の苦労を知っているので産休・育休の理解度は高い可能性があります。一方で男性ばかりの職場は子育ての理解が浅いため産休・育休が取得できないことや子育てしている母親に無理な要求をしてくることがあります。

時短勤務・シフトは柔軟なのか?

転職する前に労働環境が子育てと両立できるか確認しましょう。
夜遅くまで残業する職場や土日出勤を求める企業は避けましょう。

時短勤務や定時前退社が可能な会社であるかもチェックが必要です。
ミスマッチがないように事前にあなたが、どのくらい仕事に入れるかは企業と相談する必要があります。

正社員で採用に拘ると、あまり自由は効かないことがあります。自由に勤務できることを望むのであればアルバイトや派遣社員として働くのがおすすめです。

子持ち転職のキャリアプラン

具体的どのようなキャリアプランで転職に成功した方がいるのでしょうか?
子持ちで正社員に転職するときのキャリアプランの例をご紹介します。

在宅ワークを活かしたライフプラン

子育てのために退職した方でも在宅ワークを通してブランクを埋めることができます。そうして磨いたスキルは転職をする時にキャリアに役立つことができます。

28歳までIT企業でプログラミングをしていましたが、妊娠を機に退社をしました。その間、在宅ワークのサイトに登録してブランクの期間を作らずフリーで働いていました。子持ちで転職をするときでも、不利になると言われますが実務経験が豊富ということで採用されることがあります。プログラミングの他にWebデザイナー、Webライターなども在宅で仕事ができるのでブランクを埋める業種に携わっていた方は在宅ワークをしてみてください。

事務・営業などでも転職はできるの?

プログラミングやWebデザイナー、看護師や保育士など目に見える資格やスキルが無い方は前職の実績や経験をアピールしましょう。具体的な成果やエピソードを交えることがポイントです。

30歳で事務系の仕事で転職をした方です。営業職や事務職は資格や実績を表す客観的なものを提示するのは困難です。そのため、具体的な業務経験にエピソードを交えて話すのがポイントです。

事務職の方であれあbExcelで関数やマクロが使えること、前職でコストを削減と業務の効率を上げたことなど具体的に話すことで転職で成功が近くなります。

営業職であれば売上をいくら出したのか、どんな工夫をしたのか等を積極的にアピールしていきましょう。