転職の面接 平日で休めない時の対策とは

1.総合人材-面接しようとしている男女

在職中に転職活動をする場合、勤務先にバレないように次の職場を決めたいものです。

条件の良い会社が見つかり、いよいよ転職への道が開けたと思ったら、指定された面接日が平日で休めない。

そんな時、どうすればうまく面接を受けることができるのでしょうか。

せっかくの転職チャンスを逃すわけにはいきません。

ここでは、平日の面接に行くための対策についてお伝えします。

在職中の転職活動に面接の悩みはつきもの

在職中の転職活動で、平日の面接に悩む人は多いです。

実際に、転職サイトのマイナビが実施した転職成功者300人への「転職活動中 正直しんどかったことベスト5」というアンケート調査では、「現職の仕事をうまく調整できずに面接日程が決まらない」という項目が3位にランクインしています。

やはり、転職活動中であることを勤務先に知られたくない場合、平日の面接に行く時間をどうやって捻出するかが悩みの種になるようです。

転職活動がバレないようにする苦労もランクイン

同調査では、面接日程の調整の他にも「周囲にバレずに転職活動をするのに一苦労」が5位にランクインしています。

休めないからといって不自然な有給の取り方をしてしまったり、面接を意識した服装が怪しまれて転職活動をしていることがバレてしまったりする場合もあるようです。

面接に行く際は同僚や上司に怪しまれないようにすることが大切です。

転職成功者はどうやって平日の面接をクリアしたのか

土日が休みの企業に転職を望んでいれば、平日の面接は避けられないと考えていいでしょう。

だからといって、面接を断るわけにもいきません。

平日の面接をクリアした体験談として、面接日に休めるよう咳をするなどして具合が悪いことをアピールした人や、自分の仕事を他の人に引き受けてもらうなど、面接日に向けて計画的に時間を捻出したという人もいました。

面接だとバレない有給休暇の取り方

仕事中に外出することができて面接先が近場にある人は別ですが、そうでない場合、平日の面接を受けるためには有給休暇を取るしかありません。

勤務先にバレないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。

そもそも有給休暇を取るのに理由を言う必要はない

労働者の権利として、自由に有給休暇を使うことができます。

理由をしつこく聞いてくる上司がいるかもしれませんが、有給休暇を取る理由をわざわざ言う必要はないでしょう。

仕事が忙しくて休めない雰囲気の場合はどうすればいいのか

休めない雰囲気の場合は、私用・家事都合を理由に有給休暇を取るのが無難です。

ですが、上司の性格によっては具体的な理由を言わないと、休めない場合もあるでしょう。

その時は、子供の病院や親の通院など家族の事情を理由にするという手もあります。

その際は、ウソがバレないようにすることが大切です。

企業側に相談して日程を調整する

在職中の面接では企業側が承知しているのであれば、相談に乗ってくれる場合もあります。

面接が決まったら、勤務後や休日などの面接が可能かどうか相談してみてはどうでしょうか。

企業側にマイナスイメージを与えないやりとりをしよう

どうしても休めない場合、面接の日程を変更してもらうために、採用担当者とメールのやりとりがあると思います。

その際、 在職中の会社のメールアドレスを使用すると、平気で公私混同をする人だと思われてしまいます。

ルーズな印象を与えてしまうので注意しましょう。

自分の都合を押しつけない

企業側に日程調整を申し出る際、自分の都合を押しつけるのは失礼にあたります。

謙虚な態度でお願いしましょう。

面接の回数が多い場合や何社も面接を受ける場合は念入りな調整を

3次面接まである企業や何社も面接を受ける場合は、面接の回数が多くなるため日程の細かい調整が必要になります。

在職中はいくら有給休暇が残っていても、何度も休んでいたのでは怪しまれてしまいます。

そのため、短期間にいくつもの面接を入れるのはおすすめしません。

面接のドタキャンは避ける

無理やり時間を作っても、急な仕事が入れば面接に行けなくなってしまいます。

イメージを悪くするので、面接のドタキャンだけは避けるべきです。

在職中の会社に面接だと伝えるのはおすすめしない

面接を受けるために、ウソをついたり言い訳をしたりするのが嫌いな性格の人もいると思います。

後ろめたい気持ちになるぐらいなら、正直に面接を受けると言ったほうが楽かもしれません。

しかし、それがプラスに働くことはないでしょう。

正直に言うのはリスクが大きい

正直に言ってしまうのは簡単です。

ですが、その面接に受かるとは限りません。

上司や同僚との関係が悪くなり、職場に居づらくなる恐れもあります。

「どうせ会社を辞めるのだから」と思われながら仕事をするのでは、やる気も出ませんし、転職活動に焦りが出ます。

転職先が正式に決まるまでは慎重に行動しよう

職場にバレないように転職活動をするのは大変です。

だからといって焦りは禁物です。

ウソをついて休んだのがバレしまったり、職場で面接日調整のメールを見られたりしないよう慎重に行動することが重要です。

平日の面接をクリアし転職を成功させるためのまとめ

平日に休めない場合でも、どうにかして面接をクリアしなければ転職を現実のものにすることはできません。

実際に転職に成功した人も、同じように平日の面接に苦労してきました。

これまでご紹介した対策を参考にして、転職を成功させることができれば幸いです。