転職に役立つ資格はこれ!おすすめ4選を紹介!

転職に役立つ資格

資格を保有していると転職時に高く評価される傾向にあります。しかし、どんな資格を保有していてもいいというわけではなく、転職に役立つものでないと意味がありません。どんな資格なら転職に役立つのでしょうか。そんな疑問を解決するべく、今回は転職に役立つ資格を紹介します。

今後の転職を見据えて、資格習得に取り組もうと考えている人はぜひ、参考にしてみてください。

日商簿記2級について

日商簿記2級とは

日商簿記とは「日本商工会議所などが実地する検定試験のうち、簿記に関する技能を検定するもの」です。試験は経理における実務的な基礎知識を確認する内容になっています。日商簿記には1~3級まであります。

日商簿記2級は転職に役立つ資格?

日商簿記2級は転職で役立ちます。特に、会計事務所などでは、日商簿記2級が必須です。

日商簿記2級が活かせる仕事とは?

税理士事務所で帳簿作成や会計事務所で決算書作りなどの業務で活かすことができます。

日商簿記2級の日程・受験料は?

日商簿記2級の平成30年度及び31年度の試験日程は、「平成30年6月11日(日)」「平成30年11月19日(日)」「平成31年2月25日(日)」です。
2級の受験料は4,630円です。

日商簿記2級の難易度は?

日商簿記2級の例年の合格率は25%前後です。平成29年11月19日に行われた第147回簿記検定試験2級の合格率は、全国平均で21.2%と例年より若干、低くなりましたが、以降は20~25%前後の合格率になるでしょう。簿記2級に合格するには試験の7割以上、正解する必要があります。7割以上と聞くと、難易度が高いように思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

日商簿記2級は独学で合格可能?

日商簿記2級は独学で合格できます。簿記2級では試験に傾向があり、きちんと対策を勉強すれば合格に必要な7割以上の正解を目指せます。

日商簿記2級合格に必要な勉強時間は?

日商簿記2級合格に必要な勉強時間は一般的に200~400時間程度です。仮に1日4時間の勉強をする場合、200時間の勉強だけでも50日かかります。数字だけで判断すると、2ヶ月近くかかることになり、それなりの勉強時間を確保する必要があるでしょう。
簿記の勉強をしたことがある人なら、勉強時間を短縮することができます。既に簿記3級を保有している人は、150時間程度の勉強時間でも十分に合格を目指せます。

初学者が日商簿記2級合格に必要な勉強時間は?

初学者が日商簿記2級に必要な勉強時間は300時間程度です。

日商簿記2級合格の効率的な勉強方法とは?

日商簿記2級合格のためにはまず、基礎的な知識を身につける必要があります。その上で、2級の傾向と対策を勉強することをおすすめします。既に、基礎的な知識を身につけている場合、最初から2級の勉強に着手しましょう。現在の自分のレベルに合わせた方法で、勉強方法で取り組むようにすることが大切です。

初学者におすすめの効率的な勉強方法とは?

初学者の場合、基礎的な知識を身につけるために3級の勉強から始めることが、結果として近道になります。

MOS(マイクロソフト・オフィススペシャリスト)について

MOSとは

MOS(マイクロソフト・オフィススペシャリスト)とは「Microsoft Office製品の操作スキルを証明できる国際資格」です。MOSはマイクロソフトが公式に発表している資格であり、2018年6月30日までに4,104,121人が受験をしています。試験は一般の「スペシャリストレベル」と上級の「エキスパートレベル」に分かれています。

MOSは転職に役立つ資格?

MOSは転職で役立ちます。特に「Exel」「Word」の資格を持っていると事務系の転職で、評価を受けやすいです。

MOSが活かせる仕事とは?

事務職、人事や総務などでオフィスソフトを日常的に使用する業種で活かすことができます。

MOSの日程・受験料は?

MOSは毎月1、2回実地している「全国一斉試験」と各試験会場が設定した日程で実地している「随時試験」2種類があります。
受験料は科目によって異なり、代表的な「Word(スペシャリスト)」が一般価格:10,584円(9,800円+消費税8%)、学割価格:8,424円(7,800円+消費税8%)、
一方「Excel(スペシャリスト)」が一般価格:10,584円(9,800円+消費税8%)、学割価格:8,424円(7,800円+消費税8%)です。
その他、科目についてはMOSサイトより確認できます。

MOSの難易度は?

MOSの合格率については、公式発表されていませんが、難易度についてはそれほど高くないといわれています。

MOSは独学で合格可能?

スペシャリストレベルは初学者でも十分に合格を目指せます。エキスパートレベルについてもスペシャリストレベルより多少、難易度が上がるものの、独学で合格できるでしょう。

MOS合格に必要な勉強時間は?

MOS合格に必要な勉強時間は人によって、異なります。日ごろからPCに触れる人の場合、合格に必要な勉強時間は一般的に40時間程度です。仮に、1日4時間の勉強をする場合、40時間の勉強に10日かかります。

しかし、上記は日ごろからPCに触れる人を対象にした一般的に必要な勉強時間です。そのため、既にマイクロソフト・オフィスを使用している人は、より短い勉強時間で合格を目指せるでしょう。

初学者がMOS合格に必要な勉強時間は?

初学者がMOS合格に必要な勉強時間は90時間程度です。

MOSに効率的な勉強方法とは?

MOS合格のためには、公式サイトが販売しているテキストの使用をおすすめします。テキスト以外にも問題集も販売されており、1つずつ着実に学習していくことが大切です。

初学者におすすめの効率的な勉強方法とは?

初学者の場合、まずはテキストに書かれている問題を暗記するくらい繰り返し解いてください。回数をこなすことにより操作を自然と身につけることが、試験合格に近づきます。

ITパスポートついて

ITパスポートとは

ITパスポートとは、ITパスポート試験を実施している独立行政法人であるIPA(情報処理推進機構)によると「ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」とのことです。

ITパスポートは転職に役立つ資格?

ITパスポートは転職で役立ちます。しかし、技術者を目指す場合には「基本情報処理試験」以上が必要になるため、IT系企業でない人事、総務や社内SEなどで、評価を受けやすいです。

ITパスポートが活かせる仕事とは?

人事、総務などの基本的なITに関する知識が必須の業務で活かすことができます。

ITパスポートの日程・受験料は?

ITパスポートの試験日程はIPAのサイトで、全国の試験会場ごとに3ヶ月先までの試験開催状況を確認できます。受験料は5,700円です。

ITパスポートの難易度は?

ITパスポートの合格率は例年50%程度です。1000点中600点以上取得かつ3つの分野別に、各3割以上の取得が必要です。合格率50%程度と聞くと、難易度が高いと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

ITパスポートは独学で合格可能?

独学でも十分に合格を目指せます。ITパスポートに合格している人を調べてみると、多くは独学で勉強していたことがわかります。

ITパスポート合格に必要な勉強時間は?

ITパスポート合格に必要な勉強時間は初学者と情報系の勉強をしたことがある人では、異なります。IT関係の仕事をしている人の場合、合格に必要な勉強時間は一般的に20時間程度です。

初学者がITパスポート合格に必要な勉強時間は?

初学者が必要な勉強時間は、一般的に50時間程度です。しかし、人によっては50時間以上かかることもあり、個人によって向き不向きもあります。そのため、得意な人にとっては、より短い勉強時間で合格を目指せるでしょう。

ITパスポートに効率的な勉強方法とは?

ITパスポート合格のためにはテキストを使用して、試験範囲の全容把握から始めることをおすすめします。その後は過去問・問題集に挑戦して、1つずつ解法を学習していくことが大切です。基本的に出題範囲が大きく変更になることはないので、着実に点数をとれるようにしましょう。

初学者におすすめの効率的な勉強方法とは?

初学者の場合、初学者向けのテキストから始めるようにしましょう。初学者向けのテキストでは、一般的なテキストに比べて基本的な語句の説明なども丁寧に解説してあり、基礎を身につけることができます。

TOEICについて

TOEICとは

TOEICとは「英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通の筆記試験」です。TOEICは正確には資格ではないですが、多くの企業が英語コミュニケーション能力の指標として採用しています。

テストは「Listening Comprehension」と「Reading」となっており、試験結果は10点から990点満点で判定します。企業によって転職時に求めるTOEICのスコアは変わりますが、「上場企業における英語活用実態調査 2013年」によると「グローバル化に対応するため全社員に求められる期待スコア平均は「600点」」とあります。

そのため、転職時にはまず600点を基準にしてみるといいでしょう。最近では、外資系への転職以外にも日系企業の昇進試験もTOEICの点数を参考にしています。有名な話では、楽天が「英語公用化」のためにTOEICで社内平均800点を目指すことを公言していましたね。

TOEICは転職に役立つ資格?

TOEICは転職に役立つ資格です。TOEICスコアは英語力以外にも「向上心」「目標達成能力」「分析力」などで評価をされやすいです。

TOEICが活かせる仕事とは?

貿易、商社、翻訳家と英語を使う仕事全般で活かすことができます。

TOEICの日程・受験料は?

TOEICは年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)、全国約80都市で実施しています。

受験料は5,725円 (税込)です。

TOEICスコア600点の難易度は?

TOEICはスコアによって難易度も変わりますが、ここでは多くの企業が転職時に求める600点を目指すとして説明します。満点が990点のTOEICで、600点を目指すということは全体の6割を正解する必要があります。

TOEICで6割と聞くと、難易度が高いと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。600点は英検2級と同程度であり、高校卒業程度の英語力があれば、十分に目指せます。ただし、TOEICと英検では問題形式が異なり、対策が必要です。

TOEICスコア600点は独学で可能?

TOEICスコア600点は独学でも十分に可能です。先ほども話しましたが、TOEICスコア600点は高校卒業程度の英語力があれば、十分に目指せます。また、テキストや問題集も豊富な種類が販売されており、独学でも600点を目指す環境は整っています。

TOEICスコア600点に必要な勉強時間は?

600点に必要な勉強時間は現在のスコアによって、異なります。現在のスコアが450点の人が必要な勉強時間は、一般的に450時間程度です。仮に、1日4時間の勉強をする場合、450時間の勉強に112日かかります。数字だけで判断すると、4ヶ月近くかかることになり、長期間の勉強時間を確保する必要があるでしょう。

しかし、上記は現在のスコアが450点の人を対象にした一般的に必要な勉強時間です。そのため、既に450点以上のスコアを保有している人は、より短い勉強時間で600点を目指せるでしょう。

初学者がTOEICスコア600点に必要な勉強時間は?

ここでは初学者のスコアを350点として説明します。現在のスコアが350点の人が必要な勉強時間は、一般的に700時間程度です。仮に、1日4時間の勉強をする場合、700時間の勉強に175日かかります。

数字だけで判断すると、6ヶ月近くかかることになり、長期間の勉強時間を確保する必要があるでしょう。

TOEICスコア600点に効率的な勉強方法とは?

600点を目指すためにはまず、高校卒業程度の基礎的な知識を身につける必要があります。その上で、TOEICの出題形式に慣れるようにしましょう。既に中学・高校の基礎的な知識を身につけている場合、最初からTOEICの出題形式に慣れるために過去問に着手しましょう。

600点を目指す場合には、必ずしもすべての問題に正解する必要はありません。実はTOEICは問題によって難易度が違います。そのため、難易度が高い問題を避けて、正解できる問題を着実に回答していくことが重要です。難しい問題に固執して、時間切れになってしまっては意味がありませんからね。あくまでも全体で600点を目指せばいいわけです。

また、600点を目標とする場合、単語の取得に力を入れましょう。極論すると、文法が理解できなくても単語の意味がわかれば、なんとなく文章が読めてしまうからです。もしも勉強時間の確保がむずかしいときには、単語の勉強から始めるようことをおすすめします。

初学者におすすめの効率的な勉強方法とは?

現在のスコアが350点の場合、基礎的な知識を身につけるために中学校で習う単語・文法の復習から始めることが、結果として近道になります。

転職に役立つ資格を最大限に利用しよう!

今回、紹介した4つの資格はいずれの業界・業種でも活かすことができるものです。そして、弁護士や税理士などのように極めて専門性が高く、習得に時間とお金を必要とするものではありません。

働きながらでも、習得可能な4つの資格に厳選しました。転職を考えている人は、紹介した役立つ資格の取得から始めてはいかがでしょうか。