将来性がない会社の7つの特徴-転職を決断する手がかりはこれだ!

将来性のない会社

今の勤めている会社に将来性を感じない。

果たしてこのまま勤め続けてもいいのだろうか?それとも転職を考えるべき?

でもそんな簡単に転職をすることはできないし、転職をするほどの悩みを抱えているのだろうか?

そのように、転職しようと決断する際に、どういったことを手がかりにすればいいのかわからない、そういう人は非常に多いと思いでしょう。

そのような人に向けて、今回は将来性のない会社の特徴について考えてみたいと思います。

必ずしも業績がいい=将来性がある会社とは限らない

今の業績が良かったとしても、それが5年先10年先まで同じ状態を保っているとは限りません。

現状に満足するだけで、これから先の将来を考えて必要となる人材を育成したり、商品を開発しようとしたりする努力をしないのならば、

会社の成長はいまのままで止まってしまいます。つまり将来性がある会社とは、未来の姿が想像できる場所であるのであって、

現在の業績がいい会社とは限らないのです。

将来性を感じないと思ったら転職を考えよう

どんなに今の業績が素晴らしい会社に努めていたとしても、その会社に将来性を感じられないと思ったのならば、

転職先を探し始めたほうがいいかもしれません。業績が芳しく無く、将来性も感じないのだとしたら、なおさらでしょう。

現状に満足して将来の成長に対する努力や投資をできない会社は、やがてライバルに追い越されてしまいます。

つまり、将来性のない会社は遠かれ少なかれ、衰退していってしまうのです。

そのような企業にとどまり続けたところで、いつの日か会社の倒産とともに職を失ってしまう可能性さえあります。

その様になる前に、自分の未来の生活を守るためにも、転職をしてしまうのが得策だといえるのです。

将来性がない会社の7つの特徴

将来性のない会社の特徴
実際に、将来性があるかないかをもとにして、転職を考え始めるにしても、自分のこれからの人生に関わってくる決断でもあるので、

なんとなくの思いつきで決めつけてしまうのではなく、非常に慎重に考えるべきです。

これから挙げるような複数の判断基準から、冷静に客観的な判断をしてみましょう。

①離職率の高い会社

どのような人が、どんな割合で、どのような理由で辞めてゆくのか?

このような視点は会社に将来性があるかどうかを判断する上で非常に重要な手がかりになると言えます。

なせなら、既に辞めていった人たちが「この会社には将来性がない」と感じたからこそ辞めていった可能性もあるからです。

つまり既に辞めていった人たちが辞めていった理由を知ることは、その会社に将来性があるかどうかを客観的に知るための有効な判断基準になると言えます。

②経理担当者が頻繁に変わる会社

この場合、将来性があるかないかの問題以前に、会社の資金繰りそのものが怪しくなっている可能性があります。

経理を担当する人が、一番にその会社の経営がどうなっているのかを理解している人です。

それ故に、その経理担当の人が何度雇っても辞めてゆくということは、会社の資金繰りが悪くなっているのを知った担当者が、

倒産する前に辞めている可能性もあります。だからこそ、経理を頻繁に募集している会社は要注意だと言えるのです。

③短期間で社内の半数が入れ替わる会社

ある一定の短期間で社内の人数の半数が入れ替わってしまう会社も要注意であると言えます。

なぜなら会社が社員を大切にしていない可能性があるからです。

誰かが辞めてもまた次の人を採用すればいい。

そのような考えの会社では社員を育成するための手立てを施していないこともあり、

このような会社にいてもスキルアップにつながらない、

成長にならないと感じて辞めてゆく人が出てきます。

人材を積極的に育てようとしない会社に将来性があるとは言えません。

しっかりと人材を教育して力をつけた同業他社にいずれは抜かれていってしまいます。

あなたの周りで「この人優秀だな」と思っている人が辞めていってしまったのならば、

それは今の会社にいても仕方ないと見切りをつけたからと考えてもいいでしょう。

なので、このようなことが起きた場合は転職を考え始めるといいかもしれません。

④健康を害して辞めてゆく人が多い会社

過重労働が原因で体を壊したり、精神を病んだりして辞めていく人が多い会社にあなたが勤めているとします。

このような会社からはなるべく早めに転職を考え始めることをおすすめします。

なぜなら、社員が健康を害するほどまで働かせないと、その会社の経営が成り立たないことを示しているからです。

今の自分には関係ない、などと自分とは関係ないことと考えてはいけません。

そのように人がやめてゆくに従って、そのしわ寄せがあなたに回ってくる可能性だってあるのです。

そして、そうするうちにあなた自身が健康を害し、会社を辞める必要が出てくるかもしれません。

社員の健康管理を怠っている会社は、社員そのものを大切にしているとは言えません

実際の健康被害が出て手遅れになる前に、転職先を探しましょう。

⑤社員に忍耐や根性論を強いてくる上司がいる会社

昨今職場や学校などの場所での各種ハラスメント行為がニュース等で話題になっていますが、

実際に社員に対して過剰な忍耐や根性論を強いてくる上司に悩まされているのならば、

転職を考えることをおすすめします。

この件に関しては2つの側面から説明してゆきたいと思います。

(1)忍耐や根性論に問題をすり替えようとしている

例えば、あなたが勤め先で何か不満に思ったり困ったりしていることがあるとします。

そしてそれを上司に相談したとします。

しかしながら、「忍耐が足りない」「根性がなさすぎる」などと上司が聞く耳を持たなかったのならば、

なるべく早めに転職を考えるべきでしょう。そのような上司は、社員が困っている根本の問題に目を向けようとせず、

むしろ、社員の精神の弱さのせいにしようとしているのです。

つまり、我慢して残り続けたところで、問題となっている部分が解決されることはないのであり、

将来に渡りずっとあなたは悩み続けることになるのです。

(2)上司が部下の意見を聞こうとしない

また忍耐論や根性論を過剰に強いてくる上司には、あなたを含め周りの意見を聞く気がありません。

彼らは自分の考えこそが正しいと信じて疑わず、力でもってあなたのことを支配しようとさえしているのです。

そのような人を前にした時、最初は会社のためを思って意見しようとした人であっても、

段々と、諦めて何も言わなくなってしまうでしょう。

つまり、部下の意見を聞くつもりのない上司がいる会社には将来にむけた成長は見込めないのです。

このように、忍耐や根性論を持ち出し問題を解決しようとする上司のいる会社からは、

なるべく早いうちに転職してしまうことをおすすめします。

なぜなら、たとえ会社に将来性があるように感じられたとしても、あなたの将来そのものを狂わされてしまう可能性さえあるからです。

例えば、そのような上司に悩まされながらも、あなたが会社に残り続けたとします。

しかしながら「お前には根性がないのだ」といった上司からの言葉の数々は、時には言葉の暴力となってあなたの心を傷つけるのです。

そうするうちに、「どんなに頑張っても自分は何もできない人間なのだ」と思いつめてしまい、

精神を病み始める可能性だって十分にあります。

その様になって会社を辞めたのでは、元も子もありません。

⑥長時間労働が当たり前とされている会社

長時間労働が当たり前とされている、また残業をすることが当たり前になっている会社にも注意するべきであると言えます。

なぜなら、そのような会社に勤めていてはいずれ健康を害してしまう可能性があるからです。

また、社員の健康管理をできないという問題だけでなく、その会社そのものの効率が悪いという問題もあります。

本来会社を経営する際に、少ない労働時間でどれだけの利益を生み出せるかを問われるべきだと言えるでしょう。

しかしながら長時間労働を課さなければ、利益を生み出せないと会社の側が考えているということは、経営者の経営スキルがないと言えます。

だからこそ、今の会社から、より短時間で同じ業績を出すことの出来る他の会社に転職したほうが、

健康という意味でも、効率という意味でも、あなたにとってメリットになるといえるでしょう。

⑦投資意欲のない会社

投資とは具体的にどのような行為なのかを考えてみましょう。

例えば、家庭において親が子どもに何か習い事をさせる。

これは、子どもが出来ることを増やすことで将来の可能性の幅を広げようとする、一種の投資であると言えるでしょう。

これと同じように、会社も多額の資金を何かしらに投じることで、会社の将来のために投資をしていると言えるのです。

それゆえに、投資意欲の低い会社、もしくはない会社は、将来性がない会社だと言えるでしょう。

特に次の2つの点での投資意欲がないに等しかったら、気をつけるべきだと言えます。

(1)新入社員の教育

一見すると投資には思えないかもしれませんが、新人社員を教育すること、これも立派な企業の投資であると言えます。

なぜなら今は入ったばかりの若手でも、数年もしたら会社の経営を支える中核的な存在になってゆくからです。

ただでさえ労働力が足りない中、教育のための手間ばかりかかるのに、即戦力にはならないから、

そのような理由からあなたが今いる会社が新入社員の教育を怠っているのならば、転職を考えたほうがいいかもしれません。

目先の利益を求めるばかりで新人を教育できない会社には、将来性など存在しないからです。

(2)設備や技術に対する投資

自社の将来を担うことになる人材を確保するためにも、新入社員の教育という投資を怠ってはいけないということを記しましたが、

それと同時に会社自体の設備や使用する技術に対しての投資を怠らないということも非常に重要だと言えます。

なぜなら、そのような技術をしかるべきときに導入することで、より事業を効率化する代わりに残業時間を減らしたり、

必要な部門に人員を回したりすることが出来るなど、より有効な人材の活用を出来るようになるからです。

また、設備にしても古いものを使い回すより、新しいきれいなものを導入したほうが、

社員のモチベーションが上がるという意味でも、メリットとなります。

故に、設備・技術に対する投資を会社が怠っているというのならば、その会社には将来性がないと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は将来性がない会社の特徴として以下の7点をあげさせていただきました。

  1. 離職率の高い会社
  2. 経理担当者が頻繁に変わる会社
  3. 短期間で社内の半数が入れ替わる会社
  4. 健康を害して辞めてゆく人が多い会社
  5. 社員に忍耐や根性論を強いてくる上司がいる会社
  6. 長時間労働が当たり前とされている会社
  7. 投資意欲のない会社

たとえあなたがどんなに素晴らしい企業に勤めていたとしても、そこに将来性がないのなら、いずれは他の企業に追随されてしまうかもしれません。

あなた自身が充実したワークライフを過ごすためにも、今回挙げたことを参考に、将来性がある会社なのか、考えてみてはいかがでしょうか?