たくさんの転職サイトがありますが、使いやすいサイトとはどういうサイトでしょうか。求人の検索がしやすい、掲載している求人数が多い、連絡をこまめにくれる、一括応募ができる、などサイトによって使い方は異なりますし、人によって重視するポイントも違いますよね。
ここではそれぞれの転職サイトの特徴やメリット、デメリットについてまとめています。
目次
転職サイトでできること
転職サイトは求人を探す他に使い道がないと思っていませんか？実は他にもできることがたくさんあります。細かいことはサイトによっても異なりますが、転職サイトを活用すれば効率的に、かつ満足できる結果を得ることができます。
自己分析
就職活動で行った人も多いと思いますが、転職の際も自己分析は欠かせません。転職先を選ぶ時に給与や休日など待遇で選ぶ他に、自己分析によって分かった自分の強みを生かせる仕事を、仕事探しの際に利用することで転職後に活躍できる可能性や満足度が高まります。
また、好きな仕事が得意な分野と必ずしも一致するわけではないです。自己分析によって、これまで考えていなかった仕事が選択肢となることもあります。可能性を広げ納得のいく転職をするためには自己分析は非常に有効です。
適職診断
こちらも就職活動で利用した人も多いでしょう。複数の簡単な質問に答えることで自分に向いている仕事や職種が分かります。自己分析でものべましたが、好きな仕事と得意な仕事は必ずしも一致しません。ここで診断された向いている仕事にも目を向けてみると、意外な才能を発揮できるかもしれません。
マイナビ転職では20の質問に答えると、27の職業から向いている職業を教えてくれます。他にも基本的な性格、仕事での強み・弱み、ストレスを感じる言葉、本領発揮できる職種など自分のタイプを発見することができます。
それぞれの転職サイトの特徴
転職サイトには様々なタイプがあります。総合サイトから一部の人材に特化したサイトなど、どれにしたら良いのか分からないこともあるでしょう。ここではタイプ別に転職サイトの特徴についてまとめました。
使いやすく便利な転職サイト
まんべんなく業界を押さえていて、求人数も多い転職サイトは非常に使いやすいです。また、サイトによって独自のシステムや機能があったりするので登録しておくと何かと便利なのが特徴です。
とりあえず登録しておきたいリクナビNEXT
とにかく求人数が多いのが特徴です。東京や大阪といった都市部だけでなく地方の求人数も他のサイトより多く、転職するなら登録しておきたいサイトです。特に「操作性」「見やすさ」「スカウト機能」の3つが優れているのが特徴で、ITに強いリクルートが運営しているだけあってユーザーが使いやすいサイトデザインになっています。求人検索での情報量や質も高く、スカウト機能を利用すると職歴や経歴を見た企業から直接オファーをもらえます。書類選考なしですすめたり、非公開案件を見られたりといったメリットがあります。
また、リクナビNEXTでは自己分析ツールが秀逸です。会員登録していれば無料で使うことができ、選択形式の質問に答えていくだけで自分では気づかない特徴や言語化できない強みを教えてくれます。自分の強みや自己PRに悩んだら是非利用したいサービスです。
新しい転職サイトMIIDAS
MIIDASでは複数の質問に答えていくだけで自分の市場価値を判断してくれ、活躍できる場を紹介してくれるのが特徴です。数分で診断は終わるので空いた時間に登録すると良いでしょう。ちなみにMIIDASは転職エージェントで有名なパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が提供しています。
同じく転職サイトのDODAも運営していて、それらの転職実績データを利用することで精度の高いマッチングを実現しているのです。ただしあくまで活躍できる可能性がある場、なので、この結果を元に他の転職サイトで求人を探すのがおすすめです。
SNSをやっているならSwitch
こちらは変わり種になりますが、SNSをやっていたり、web系に興味があるならおすすめしたいのがSwitchです。最大の特徴はFacebook経由でスカウトメールが届くサービスという点です。
自分の情報を登録しておくだけで大手企業を中心としたweb系の企業からオファーが届くので、わざわざメールを開かなくてもSNSチェックのついでに転職活動もできます。これを主軸にするというよりも、応募のきっかけにするという点では使いやすいと思います。応募後もメールではなくチャット形式でやり取りできるのも堅苦しくなくおすすめです。
専門分野に強く使いやすい転職サイト
エンジニアや看護師など、特殊な仕事についている人の転職におすすめなのが専門分野に強い転職サイトです。総合サイトでももちろん求人は見つかりますが、特化したサイトの方が数も多いしサポート力も違います。
介護職に強いスマイルSUPPORT介護
スマイルSUPPORT介護は業界求人数でトップクラスです。介護士の求人に特化していて強みがあるのが特徴です。ここでは無料で転職サポートがつき、その担当者も当たり外れがないと評判です。転職したいけれどどうしたら良いのか分からない、求人が見つからない、などひとりで不安な場合は利用してみると良いでしょう。
薬剤師の転職なら薬キャリ
薬剤師の転職サイトでは求人情報だけでなく必ずサポートがつきます。そのため求人数だけでなく、提案力やサポート力も転職サイトを選ぶポイントです。その点薬キャリではまんべんなくカバーしていて、特に提案力が高く高評価です。求人数も多く若手からベテランまで幅広い層におすすめの転職サイトです。
アパレル業界の転職ならクリーデンス
アパレル業界で転職するならクリーデンスがおすすめです。特にデザイナー志望に強いのが特徴的で、有名ブランドとの取引数が他の転職サイトと比べても圧倒的に多いので実現できます。公開求人の約4倍もの非公開求人があるので、アドバイザーに相談してみると自分にぴったりの求人を見つけられるかもしれませんよ。
ハイキャリアにとって使いやすい転職サイト
ある程度キャリアがある人におすすめしたいのがハイキャリアに特化した転職サイトです。実はキャリアが高い人向けの転職サイトは結構少ないので、ここで挙げたサイトはおすすめですよ。
求人多数のビズリーチ
管理職や専門職に特化しているのがビズリーチです。大手よりもベンチャーの案件が多いのが特徴で、登録しておくと意外なところからヘッドハンティングがあるかもしれません。
ハイクラスの求人多数キャリアカーバー
キャリアカーバーで特徴的なのが登録されている約600名のヘッドハンターと呼ばれるコンサルタントのデータベースから、自分の担当者を指名することができるサービスです。既存の転職エージェントと異なる性質で、管理職や専門職などハイキャリア層にとっては嬉しいサービスですね。
これなら担当者とのミスマッチや業界知識の有無などトラブルも少なく、効率よく転職ができるのでおすすめです。
転職サイトのメリット、デメリット
転職サイトを使うメリット
転職サイトを利用するメリットはたくさんありますが、特におすすめしたいことについて挙げていきます。
- 無料で利用できる
- 初めての転職でも使いやすい
- 転職先や将来について考えられる自己分析や適職診断がある
- 求人検索の仕方が簡単で、一度検索すると検索条件を保存できる。さらに条件に合った求人があったらメールで教えてくれる
- 在職中でも職場に内緒で転職活動ができる
- スカウト機能やオファーによって、今まで接点のなかった業界を知ることができる
特に無料で利用できるのは大きなメリットで、初めての転職や何回も転職する場合は経済的な心配をしなくても良いので安心して利用できますね。他にも自己分析や適職診断、スカウトも無料でできるので、転職活動の際には積極的に利用したいサービスです。
転職サイトのデメリット
転職サイトを利用するにはメリットばかりではありません。もちろん以下のようなデメリットもあります。
- 面接対策や書類作成は自力で行う必要がある
- 面接日程の調節や変更、条件等の交渉ごとは自分で行わなければならない
大きくまとめると、転職サイトでの転職は手間がかかるということです。
転職サイトは転職エージェントとは異なります。エージェントを利用するとアドバイザーの方がサポートしてくれますが、転職サイトはいわば求人を載せているだけです。
そのため、必要な情報は自分で集めなければならないですし、履歴書作成や面接の練習も自力でやらなければなりません。そういった手間を惜しまない人は利用すると良いでしょう。
転職エージェントの利用も効率的
転職サイトのデメリットで述べたように、転職サイトと転職エージェントでは仕組みが異なります。自力で転職活動していたけれどメドが立たない、希望条件の求人がなかなか見つからない、といった場合はエージェントを利用するのもおすすめです。
特に第二新卒や既卒での転職活動は結構難しく、経験の少ないうちの転職は苦労するのでサポートのあるエージェントを利用するのが良いでしょう。中でもハタラクティブは若年層をターゲットとした特化型の転職エージェントなので、第二新卒にはぴったりです。
ハタラクティブは求人数も多く、アドバイザーへの相談、履歴書作成や面接対策など様々な支援サービスが受けられます。書類審査通過は約9割、面接通過率も約8割と高い実績があるのも安心して利用できるポイントです。登録するだけでアドバイザーの方から連絡がもらえるので使い方も簡単です。
複数のサイトを使って自分にとって使いやすいサイトをみつけよう
転職サイトはたくさんあるので、初めはどれを使ったら良いのか迷いますよね。前述した通り、転職サイトによって使い方や特徴は異なっているのでとにかく複数登録して使ってみるのがおすすめです。何も初めから1つのサイトに絞る必要はないのです。実際に使ってみて、使い勝手の良いサイトをメインに利用するのが賢い使い方です。
